独学で保育士試験を受験する前に!必ずチェックしておきたいポイントまとめ

保育士試験を目指している皆さんへ!
受験申請をするときには、必要な書類や免除になる資格など、細かい確認ポイントがたくさんあります。

もちろん、試験センターの公式サイトを見ればすべて載っているのですが……

見落としがちなこと
実際にどこで書類を取るのか

など、体験者だからこそお伝えできる情報も盛りだくさん!

この記事では、保育士試験を受ける前に知っておくべきポイントを、わかりやすく解説します。

目次

保育士試験の受験資格ってどんな人が対象?

独学で保育士試験って誰が受けられるの?

そんな疑問を持つ方も多いはず。ポイントを整理すると、次の通りです👇

✅ 大学や短大、専門学校を卒業した人

以下の方は受験資格があります:

  • 大学で2年以上在学し、62単位以上修得した人
  • 短大・高専を卒業した人、または最終学年に在学中で卒業見込みの人
  • 高校の専攻科(修業年限2年以上)や特別支援学校の専攻科を卒業、または卒業見込みの人
  • 専門学校や各種学校で修業年限2年以上の専門課程を卒業、または卒業見込みの人

✅ 高卒でも保育士試験を受けられる人

高卒でも受験できる場合があります👇

  • 高校卒業後、児童福祉施設などで 2年以上かつ2880時間以上 勤務した人
  • 児童福祉施設などで 5年以上かつ7200時間以上 勤務した人

💡 児童福祉施設には保育所や児童養護施設だけでなく、障害児通所支援事業なども含まれます!

✅ 経過措置で受験できる人

「少し前に高校を卒業したんだけど…」という方には経過措置も👇

  • 平成3年3月31日までに高校を卒業した人
  • 平成8年3月31日までに高校の保育科を卒業した人

この方たちは、実務経験がなくても受験可能です。

✅ 知事認定で受験できる人

少し複雑ですが、知事認定という制度もあります👇

例えば高卒で、次のような施設で働いていた方:

  • 認定こども園
  • 幼稚園
  • 家庭的保育事業(保育ママ)
  • 小規模保育事業
  • 居宅訪問型保育
  • 事業所内保育
  • 放課後児童クラブ
  • 一時預かり事業
  • 障害児通所支援事業(放課後等デイサービス含む)
  • その他、保育に関わる認可外施設 等

これらの施設で

✅ 2年以上かつ2880時間以上 または
✅ 5年以上かつ7200時間以上

子どもの保護や援助に携わった方は、知事認定を受けることで保育士試験を受験できます。

保育士試験には免除できる科目があるって知ってた?

実は保育士試験には、資格や学びによって免除できる科目があるんです!

私自身、受験申請のときまでその存在を知らず、全科目をがむしゃらに勉強していました💦

皆さんには無駄な苦労をしてほしくないので、ここでしっかりチェックしておきましょう!

🔸 社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の方は科目免除あり!

もしあなたが

  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 精神保健福祉士

のいずれかの資格を持っているなら、次の3科目が免除されます👇

✅ 社会的養護
✅ 子ども家庭福祉
✅ 社会福祉

→ 登録証のコピーを提出するだけでOK!忘れずに用意してくださいね。

🔸 幼稚園教諭免許を持っている人も免除あり!

幼稚園教諭免許(臨時免許は除く)を持っている方は、以下の3科目が免除になります👇

  • 保育の心理学
  • 教育原理
  • 実技試験

免許の種類(1種・2種・専修)は問いません。
必要なのは「幼稚園教諭免許状(公印が写るようにコピー)」の提出だけです。

🔸 その他の科目も免除できる場合がある!

さらに、他の科目も免除できる場合があります。

✅ 指定保育士養成施設で科目等履修している場合

保育士養成校(指定保育士養成施設)で保育士試験に対応する科目を履修していれば、次の書類を提出することで科目免除が可能です👇

  • 幼稚園教諭免許状(公印が写るように)
  • 「幼稚園教諭免許所有者 保育士試験免除科目専修証明書」の原本

⚠️ 注意
「単位修得証明書」や「成績証明書」では免除申請できないので要注意です。
また、履修した科目が試験科目に対応しているかは、必ず卒業した学校に確認してくださいね。

🔸さらに、特例制度という制度もあります👇

幼稚園や認定こども園などで

✅ 3年以上かつ4320時間以上の実務経験がある方は

  • 保育実習理論

が免除されるチャンスがあります!

さらに指定保育士養成施設で特例教科目を履修すれば、他の科目も免除できる場合があります。

必要書類は?

特例制度を利用する場合、以下の書類が必要です👇

  • 幼稚園教諭免許状(公印が写るように)
  • 実務証明書(様式2)
  • 認可外保育施設で勤務していた場合は「特例制度対象施設証明書」
  • 「幼稚園教諭免許所有者 保育士試験免除科目専修証明書(特例教科目)」※該当者のみ

結婚や改姓で名前が変わった場合はどうする?

結婚、離婚、改名などで名前が変わった方も多いですよね。

もし、提出する書類に旧姓(旧名)が載っている場合は👇

✅ 現姓と旧姓が両方載っている公印付きの戸籍抄本など を撮影して提出する

戸籍抄本が複数ページある場合は、全ページを撮影してください。

💡 戸籍謄本は自治体によってはコンビニで取得できることも!
▶︎ コンビニでの取得はこちら

💡 オンライン申請ならマイナンバーカードも使える!

オンライン申請をする場合は、

✅ 旧姓・現姓の両方が載っているマイナンバーカード

でもOK!場合によっては戸籍抄本を追加提出するように言われることもあるので要注意です。

まとめ

保育士試験は制度が複雑ですが、知っているか知らないかで負担が全然違います!

私自身、知らずに全科目勉強したり学校指定の卒業証明書でもOKな場合があると知らずに間違えて取り寄せたと勘違いして、受験できないと思い込んで1回分受験を延ばしたり本当に遠回りをしてきたので💦

これから挑戦する方には、ぜひこの記事を参考に、ムダのない準備を進めてもらえたら嬉しいです✨

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この記事を書いた人

10代で両親を早くに亡くし、身内の看取りを経験。高校卒業後、老人保健施設に勤務し、独学で介護福祉士を取得。介護士として10年間現場で働いたのち、障害者就労支援のサービス管理責任者として7年間従事しました。
妊娠・出産を経て、現在は外国籍の先生と子どもたちが通う放課後デイサービスで、児童発達支援管理責任者として勤務。日々、発達支援の現場で子どもたちの成長をサポートしています。
介護・福祉の仕事に携わり続けてきた経験を活かし、サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者への転職を考えている方に、この仕事の魅力を伝える発信をしていきたいと思います。

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