児発管が本気だして考えてみた!鼻ほじり編

世界中の猫が顔を洗うように、幼児さんたちも顔を触ったりこすったりする仕草をよくしますよね。
たいていは可愛いものですが、中には親として「やめてー!」と言いたくなる行動も…。

鼻ほじりの癖なんかも、そのひとつではないでしょうか?
そもそも、なぜ多くの子どもたちは鼻をほじるのか。

今回は、子どもの発達段階や心理の視点から、現役児発管の筆者が本気で考察してみました!

  • 「鼻ほじりを減らしたいけど、どう声をかけたらいいの?」
  • 「放っておいたら自然におさまる?」

そんな疑問も解消できるようにお話ししていきます!

目次

子供はなぜ鼻をほじるのか?0~2歳

子供が鼻をほじるのには様々な理由があります。

・探索活動による鼻ほじり
0~2歳くらいの子供は感覚運動期と言って、自分の身体の感覚や周囲の環境を知ろうとする時期です。
自分の顔を触っているときに、「ここに何かある!(鼻のこと)」😲 と発見して、面白くて触っていることもあります。

親としては「うわっ、鼻ほじらないで!」と思ってしまいますが、これは子どもが発達していく過程で必要な行動である可能性もあります。

・鼻の不快感を何とかしたい!
単純に鼻がかゆい、ムズムズする、鼻くそが詰まってる。
子どもは「異物感」を取ろうとするため、鼻ほじりが増えたりします。

風邪などで鼻が詰まっているときは、家庭用の鼻吸い機を活用して本人が不快感を感じる前に取り除いてしまうのもお勧めです!

子供はなぜ鼻をほじるのか?3~5歳

この時期のほじりは、鼻の不快感を自分で解消しようとして触る子が多いと思います。

深追いしすぎて鼻血が出るのも心配ですし、人前だと見た目も気になりますよね💦

「やめなさい!」というと親の反応が面白くて余計にやる子もいるので(うちの子はこのタイプ)。

3歳くらいからは鼻がかめるようになる子が多いので、ティッシュを渡して鼻をかむように促すと、鼻をほじるよりも「鼻をかんだ方がすっきりするし手も汚れないぞ!😲」と気づいてくれるかもしれません。

この時期は、人の目を意識した行動ができるようになってくるので、「ダメ!」と禁止するよりも、自分で鼻がかめる環境を整えるのがおすすめです。

例えば、子どもの遊ぶスペースに鏡やティッシュ、ブラシを置いて身だしなみを整える場所を作り、鼻がかめたら「自分でできたね!」と褒める声かけをすると効果的です。

鼻くそって食べるとどうなる?

鼻をほじるところまではまだ百歩譲れるとしても、さすがにその鼻くそを食べるとなると話は別ですよね!!笑

汚いので食べないでほしいですが、そもそも食べるとどうなるのでしょうか?

鼻くその正体は、鼻水やホコリ、細菌やウイルスが固まったものです。
胃酸で殺菌されるので、食べたからと言ってすぐに健康被害があるわけではありません。

しかし、昔は爪をかんだり鼻くそを食べると「ギョウチュウがわくよ!」などと言われていましたよね!
私もそれが心配で調べてみました!笑

ギョウチュウ(蟯虫)は、

「卵を口から取り込む → 腸で孵化する → 夜、肛門付近に卵を産む」

というサイクルで感染する寄生虫です。

だからギョウチュウが体に入るのは、口から卵を飲み込んだときだけ!(気持ち悪い!笑)

ギョウチュウの卵は目に見えないほど小さいので、かゆくて掻いたときに肛門付近や下着、布団などに卵が付着する

気づかずに手で触れてしまい → 鼻をほじる

鼻くそを口に入れる(感染する)

こういう流れで、手指経由の経口感染が起こるリスクがあります。

鼻くそそのものにギョウチュウがわくわけじゃないですが(ギョウチュウは0.1%以下なので感染のリスクは低い)、汚れた手を口に入れる習慣がギョウチュウ感染の原因にはなりうるので、手を洗ったり、ティッシュで鼻をかむなど清潔にする習慣がめちゃくちゃ大事!

まとめ

  • 0~2歳の鼻ほじりは、発達に必要な探索活動の可能性もあるので、手が汚れていたら拭いてあげるなどの対応でOK!
  • 3~5歳の鼻ほじりは、自分で鼻をかめるように環境を整えたり、鼻をかめた時に思い切り褒める!
  • ギョウチュウ等の感染リスクは少ないものの、不衛生で習慣化したくないので、自分で鼻をかんだり、手洗いする習慣作りをする。

鼻をほじる癖は親としては気になってしまいますが、

「発達に必要な行動なのかな?」
「鼻が詰まっているのかな?」

と、まず子どもの気持ちや状態に目を向けてみることも大切です。

もし理由が分かれば、鼻をほじる代わりにどうしたら良いかを一緒に考えたり、楽しく解決できたらいいですね♪

困りごとがあれば、こんな時「まめこならどうする?」とコメントをもらえると嬉しいです!

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この記事を書いた人

10代で両親を早くに亡くし、身内の看取りを経験。高校卒業後、老人保健施設に勤務し、独学で介護福祉士を取得。介護士として10年間現場で働いたのち、障害者就労支援のサービス管理責任者として7年間従事しました。
妊娠・出産を経て、現在は外国籍の先生と子どもたちが通う放課後デイサービスで、児童発達支援管理責任者として勤務。日々、発達支援の現場で子どもたちの成長をサポートしています。
介護・福祉の仕事に携わり続けてきた経験を活かし、サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者への転職を考えている方に、この仕事の魅力を伝える発信をしていきたいと思います。

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